部活でなく外部のクラブチームでやるとなれば、たいていセレクションというものがある。

受験でいうところの入学試験である。それに合格しなければ入ることはできない。これは、中学受験する人が私立中学校を探すのと一緒なのかもしれない。

うちの子は「クラブチームのセレクションを受ける」と言い、一人で横浜までセレクションへ行った。

こちらのチームに合格したとしても、通うのが遠いので、同じチームメイトで受ける子は一人もいまなかった。

平塚の子は、普通行かないような場所。そんなに遠くへは思い入れがないと行かないだろう。ただ、普通にサッカーをするなら地元の中学校でもいいわけだから。

土砂降りの中、クラブチームのセレクションが行われたのだが、

彼は、

「超楽しかった」

と、言って帰って来た。

きっと持っている力を出し切れ、自分の好きなようにできたのだろう。

もともと、ずぶ濡れの中でサッカーをするのが好きなヤツである。

だから、ちょうどよかったかもしれない。

私はいつもの通り

「合格したら良いね」

って、感じあった。

届いた通知には「合格」の文字があった。

そして彼はこのチームを選んだ。

合格のシチュエーションて、強くは期待せずに、良い知らせを待つ。

こんな感じだと思う。

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