ふつうなら、

“特殊算なんてやる必要なし”

である。

そう今まで思っていた。だが最近、

「ん？教え方によっては地頭が強くなるぞ」、

「うんうん、だったら上手く利用してやってしまおう！」

ということで、生徒たちに教えることにした。

鶴亀算てもともとは中学校で習う連立方程式なわけで、方程式使わないで解いちゃおう！ということ。生徒たちだって「知恵」を身に着けるわけだから悪いことはナシじゃないですか。

私が子供たちに教える時、決めていることがある。生徒たちに「こう解くんだよ」とは絶対に言わない。公式も決まった考え方も教えない。そして「鶴亀算」という言葉も出さない。（最後にちょろっと言うけど）

「鶴亀算」のような特殊算が危険なのは、小学生たちが解くときにパターン化してしまうことである。これは、小学生の柔らかい頭においては絶対にやってはいけないこと。特に平塚中等教育学校のような公立中高一貫校対策では気をつけなければならない。（今までほとんどの受験塾がそうしてきただろうが、柔軟な頭を硬直化させるなんて、あーもったいないなぁ・・）

だから、私は教え方を工夫している。鶴亀算を上手く利用して子供たちの地頭をよくしようという考え。

いやいや、けど、これがまた面白い。教えることがさらに楽しくなった。



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