平塚中等に合格する子は、皆さん小学校では上位の成績である。

そういう子たちが１６０人集まり、定期テストの結果では毎回順位が出されるから、小学校でトップだった子が、最下位を味わう可能性だってある。

小学生では優等生だったのに、この学校に入ったら奈落の底に突き落とされた・・・

という感覚を味わう子もいるだろう。

さて、今の学校の状況であるが、贔屓目で見て、私が思うに、学校のシラバスでのノルマのために、先生方は本当は自分のペースで教えたいが、時間の関係で早く進めなければならない、という状況の陥っているのではないだろうか。

十分教えられない範囲を大量の宿題を出すことで済ませてしまっている。

元々、年度初めに作ったシラバス通りに授業が進む方がおかしい。大概は思ったように進まないのが現状である。私がこれまで勤めた学校でもほとんどがそうだった。

遅れを取っても、急いで授業を進めたんじゃ、生徒は理解できない。シラバスよりも遅れても、しっかり授業をした方が生徒もしっかり理解ができる。

これは、私が色々な学校で色々な生徒を教えてきた経験からもそう言える。

最後に一つ。

奈落の底に落とされて、そこから這い上がった子は強い

ということは言っておく。

だから、頑張って欲しい。

つづく。