ジム・ロジャースさんは著書中で日本について色々と警告しています。

最近、バンコクに住むの友人が「日本やばいよ」と散々私にメッセージを送ってくれます。日本に住んでいない彼の目には、日本にいる我々とは違った状況が映るんでしょう。けど、色々なことを考えると私もそう思います。

ジム・ロジャーズの本を読んでも教育のことが書かれていますが「やっぱりそうか」とさらに強く思いました。

ジム・ロジャーズといえば、オートバイで世界を回った時のことを書いた本『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行』という本が有名で、私も何年も前にこの本を読んで非常に面白かった記憶があります。



ジム・ロジャーズさんは、若い頃はオートバイで投資先の国を回っていました。すごい！！その土地の空気を嗅ぐ、住んでいる人を見て雰囲気を感じ取ることは何においても大切です。彼の行動は学校選びにおいても大切です。実際に学校を訪れて感じることが大切で、偏差値やネームバリューに踊らされるような保護者になってはいけません。

ところで、友人が「日本やばいよ」とメッセージをくれた件。昔からある日本の企業も先行きはどうなのでしょう？例えば、最近の日本の家電も全く勢いないですね。先日も髪を切りに行ったら、担当の美容師さんが「今は日本よりも韓国の家電がすごいっすよ！」と言っていました。日本製よりも外国製の方が驚くような製品が多いんだそうです。

私も掃除機一つ買うにも日本のメーカーの標準的なものを買うより、壊れやすいかもしれないけどパワフルな中国製のものを買いますね。なぜかというと、日本メーカーとは違って型破りな開発をしようという意欲が感じられ“商品としての面白み”があるからです。そんな中国製の掃除機、驚くほどゴミを吸います。今の日本では、そういうパワーを感じる商品は少ないですね。

爆買いする中国人を批判する日本人、これもやばいです。海外からの移民を受け入れない国は亡びる・・こういうことも書かれていました。爆買いはかつてバブルの時代に日本人もやってましたよね。そういう時代もあったことを忘れたのでしょうか？

以前、経済成長著しかった上海に家族を連れて行ったことがあります。当時、都内のとある偏差値の高い難関有名私立トップ校の教壇に立っていましたが、生徒たちに上海に行ったことを話したら「なぜ中国なんかに行ったの？」と否定的にとらえるような子が多かったです。中国の変化はこれからとても面白いのに、マスコミの言うがままに「中国＝悪」と捉えているようで、この子たちは可哀想だな、と思いました。日本の教育って偏差値ばかりで全くグローバルではない、もうダメだな、と思った瞬間でもありました。

ジム・ロジャース曰く、著書の中で、びっくりしてしまうような日本の未来を予想しています。このことに関しては、興味があれば本をお読み下さい。最近の事件などを冷静に見ますと、悲惨な事件が多発していますし、タイで悪いことをして捕まった日本人詐欺グループもいるし、なるほど私と思います。

これからの日本について、彼の予測が色々と書かれています。投資家は未来を予測しなければやっていけないものですし、高い確率で当たるのは、彼にとっては当然のこと、なのでしょう。ずっと日本にいると色々な面でボケますので、機会があったら一読することをお勧めします。