普段、レベルが高く合格が難しいと思われる高校が、その年の倍率が何らかの事情で低くなった場合はバーゲンセール状態と言える。例えば前に取り上げたとある旧学区のトップ校は、昨年は非常に倍率が低くバーゲンセール状態だった。

では、だからといって行きたくもない学校を受験すべきなのか？

高校入試はバーゲンセールではない。

あまり欲しくもないものを値段が安いから買ってしまった・・こういう経験は誰もがあるだろう。そして、安いから買ってしまった商品よりも、値段は高いがどうしても欲しくて買った商品のほうが大切にすることは、誰もが知っている。

だが、高校入試では塾に言われるままに、志望校変更を簡単にしてしまう子もいるようだ。

行きたかった学校ではなかったのか？

これは、私には信じられないことである。