特に公立中高一貫校に関しては、倍率が高く確実に合格するということはないし、逆に机上の勉強だけでは合格できない。

家族と過ごす時間をもち、そこから学ぶことがとても大切である。

確かに適性検査問題を解くのは難しいが、結局は学校で習う基本事項をしっかり理解していれば解けるものである。

しかし、「しっかり理解する」ということを、ほとんどの子はできていない。学校の成績がたとえ良くても、である。

それを長時間の詰め込みや大量の宿題を出せば何とかなるなんてはずがない。

堀口塾の平塚中等対策コースでは、「お休みの日はご家族でたくさんお出かけ下さい」と言っている。そのために夏休みも一週間休みを取る。

出かけた先で、見たり、聞いたり、感じたり、思ったことや自然と吸収したことが、合格するためには大事なのである。

令和３年度の問題でお裁縫の問題が出題されたように、勉強以外の経験も大切だ。

また、家族と過ごす時間は、その子の習慣や勉強への取り組み方、そして作文、グループ活動に直接生きるものだ。

これは、子供たちを直接指導をしていれば、とてもよくわかることである。