この公立中高一貫受検だが、一般的に倍率は高く狭き門となっている。例えば平塚中等の場合は約5倍。５人に１人の割合でしか合格しない。

ではそんな受験、やらないほうがいいのか？というと、そんなことはなく、子供を賢くする、地頭力を鍛えるために大いに利用して欲しいのである。このような機会は、今しかなく、今後はもうない。

もう一つ。受験は絶対に合格しなければならないものだが、狭き門なので合格はなかなか難しいものである。ただ、滑り止めで第一志望よりもレベルの低い特に行きたくもない私立を受験するのも中学受験での問題点。

けどこれは受験産業が勝手に作った中学受験のやり方なので別に無視しても全然いい、というか、公立中高一貫受検の場合はむしろそうすべきである。

別に滑り止めを受験しなくても地元の中学に通って高校受験で頑張ればよい。公立中高一貫受験の勉強が高校受験に必ず活きる。現に神奈川県は公立中高一貫校一本で受験する子が非常に多く、不合格になっても地元の公立中学校に通い、高校受験という次のステージに繋げている。そして見事トップ校に合格している子も多い。

他塾に通い平塚中等教育学校を目指したが残念ながら不合格になり、中学校進学を機に、堀口塾に転塾した子がいた。中学３年間普通に勉強して難なく小田原高校にも合格し進学していった。

公立中高一貫の受験勉強は全く無駄ではないのだ。

公立中高一貫受検をこのように捉え、やる気のある子は、是非チャレンジして欲しい。