当時お子さんは小学５年生で、辻堂駅周辺の進学塾に通っていました。

その塾ではお子さんが平塚中等を受験するのに、

塾の算数の授業で特殊算をたくさん勉強している

とのことで、そのお父さんは、そういう塾の指導内容に疑問を持っているようでした。

確かに堀口塾の指導内容とは全く違います。

はっきり言いますと、

平塚・相模原中等教育学校では特殊算が絶対に必要になる問題は出ません。

今後はどうなるかわかりませんが、今までも出ていません。堀口塾では特殊算の「と」の字も知らない子が合格してます。

というか、あんなもん（特殊算）やったら子供の柔らかい頭が硬くなって、頭悪くなります！（笑）

特殊算たくさんやるのは

私立中学受験の指導ですよ。

と言いました。

適性検査問題は頭で考えて解く問題。特に神奈川県の中等は全国でも考える問題という傾向は他の都道府県と比べて最も強いです。だから、あんなパターンを覚える特殊算なんかやる必要はないのです。

そのお父さんはその進学塾に

なぜ特殊算をやらせるのか？

と聞いてみたそうです。

これをやった方が合格するから

と言われたそうです。

本当かな？？

と思いました。

他県では、ちょこっと私立の内容が含まれた問題も出るので、そういうことも考えられるでしょう。しかし、神奈川県の中等に限っては違います。他県と同じ指導は通用しません。おそらく他都道府県の感覚で言っているのでしょう。

また、特殊算というのは私立中学受験で必要になるテクニック。おそらく倍率の高い公立中高一貫受験で私立中併願させることを塾側が勝手に目論んでいる可能性もあります。言い方悪いですよね。けど、受験産業なんてそんなもんです。だから私は受験産業が嫌いです（笑）

併願というのは下手にやってしまうと虻蜂取らずでどちらも中途半端になってしまう可能性が大きい。

そもそもその学校に行きたいから受験するのではないですか？

と、本来の目標を見失う可能性もあります。

辻堂駅、藤沢駅周辺には学習塾がごまんとありますが、平塚市の堀口塾を訪れる方が多いです。そんな見当違いの中等指導しているなら受かる子も受かりません。けど、最近もよく聞きますが、平気でそう指導している塾があるようですね。

大手塾のなんちゃって平塚中等対策コース
https://hgjuku.blog.jp/archives/45838046.html

湘南高校を卒業した父親が我が子に期待すること
https://hgjuku.blog.jp/archives/25754376.html

受験対策はその学校に特化して指導している塾を選ぶのが超基本です。特に公立中高一貫校の場合、内容が個性的なので特化していないとダメ。指導者も問題に精通していないとダメです。なのに、親はネームバリューに騙されてしまう。本当の特化塾は個人塾が多いです。フットワークが軽く機敏に内容の変化、生徒の変化に対応して動けるからです。

受験生の親はいい加減、気づいた方がいいのに・・と思うけど、無理でしょう。これを読んだ方は一段上にいって下さいね。

ちゃんと気づいてご自身で行動する親の子が合格を掴むのだと思います。