
以前、私はこの学校の「探究課題」について書いたことがある。実際に自分の子どもが通ってみて強く感じるのは、平塚中等教育学校が、一般的な地元の中学校や高校に比べて、探究的な学びに本気で取り組んでいるという点である。もちろん、これは担任の先生や学年による違いもあるだろう。しかし、それを差し引いても、生徒たちが「自分たちで考え、動く」場面が非常に多い学校だと感じている。
文化祭や運動会を見れば、そのことは一目瞭然である。生徒たちは、先生に言われたからではなく、自分たちで企画を立て、話し合い、試行錯誤しながら行事を作り上げていく。時には「勉強はどうしたの?」と心配になるほど、目の前の活動に夢中になって取り組んでいる姿も見られる。しかし私は、それこそがこの学校の大きな価値だと思っている。
では、私が本当に言いたいことは何か。それは、平塚中等教育学校に子どもを通わせるのであれば、「大学受験に強い学校」という期待ではなく、「子どもが自分の進みたい道に自信を持って進める環境」を求めてほしい、ということである。
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自分は何が好きなのか、何に違和感を覚えるのか、どんなことをして生きていきたいのか。そうした問いに向き合いながら、「これが自分の道だ」と納得して進んでいける力。それは、偏差値や合格実績だけでは決して測れない力である。
もし、その「行きたい道」の一つとして、有名大学への進学を選ぶのであれば、それは素晴らしいことだと思う。だが、「偏差値が高いから」「周りがそうしているから」「有名だから」という理由だけで、気乗りしない勉強を続け、やりたくもない分野に進むのであれば、それは最悪の選択になりかねない。偏差値のためだけに進路を決めることほど、危ういものはない。
難関私立中高のように、「有名大学◯人合格」といった数字を競い合う世界とは、平塚中等は本来、別の価値観を持つ学校であるはずだ。大学進学であろうと、別の進路であろうと、その子自身が「この道に行きたい」と腹をくくって選んだ道ならば、それがその子にとっての最高の進路なのだと思う。
平塚中等教育学校は、そうした「自分で選び、自分で決め、自分の足で歩く」ことを支えてくれる学校である。だからこそ、親は「この学校に入れれば安心」という発想ではなく、「この学校で、子どもがどんな人間に育っていくのか」という視点で、この学校を見てほしい。
大学受験のためだけに存在する学校ではない。むしろ、大学受験という枠を超えて、子どもが自分の人生を主体的に生きていくための土台を作ってくれる場所・・・私は、平塚中等教育学校を、そういう学校として捉えてほしいと心から願っている。
もし、その「行きたい道」の一つとして、有名大学への進学を選ぶのであれば、それは素晴らしいことだと思う。だが、「偏差値が高いから」「周りがそうしているから」「有名だから」という理由だけで、気乗りしない勉強を続け、やりたくもない分野に進むのであれば、それは最悪の選択になりかねない。偏差値のためだけに進路を決めることほど、危ういものはない。
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